白血病などの血液がんを除き、理論的に様々ながん、どのステージからも免疫治療を行うことができます。また、即日治療を開始できます。
本療法の副作用は軽度であり、軽い発熱以外には殆ど報告されていません。
TAKARA式MAF療法は単独で用いられるだけでなく、従来の治療法や他の免疫療法と併用して、進行がんの治療、あるいはがんの手術後の再発防止にも用いられ、患者様の生活の質(QOL)の向上が期待されています。
がんと免疫について
人間には生まれつき免疫とよばれる働きが備わっており、体の中に侵入した細菌やウイルス等の異物を、体の中から取り除く働きがあります。予防注射もこの原理を応用したもので、例えば「はしか」の予防注射を行って免疫をつけると「はしか」のウイルスは、体の中に入ってこられなくなります(排除されます)。体の免疫は、がんが発症したり、転移したりすることとも、密接な関係があり、体の免疫力が低下した状態、例えば後天性の免疫不全症候群(エイズ)や臓器の移植に伴い投与される薬によって生じる免疫の抑制された状態では、がんができやすくなることが知られています。
マクロファージは生体防御の第一線で働く自然免疫の主要な細胞です。直径15~20μmの比較的大きな細胞で、防御機構において重要な役割を担っています。
マクロファージは、体内に侵入した細菌などの異物を排除する能力(食作用)に優れてり、細菌感染等を防いでいます。異物を食べたマクロファージはそれらを効率的に行う際、さまざまなサイトカイン(タンパク質)を分泌し、免疫機能を活性化します。また、取り込んだ異物の情報をT細胞に伝えることができ、体の中を幅広く行動しながらより強力に、がん細胞・細菌・ウイルスなど、本来体にあるべきものではない異物を狙って攻撃します。
マクロファージは生体防御の第一線で働く自然免疫の主要な細胞
TAKARA式MAF療法は、マクロファージを活性化させる因子の前駆物質として血清糖タンパク質(Gcグロブリン)に着目しています。Gcグロブリンは免疫担当細胞のB細胞やT細胞により糖鎖切断を受け、N-acetylgalactosamine末端を有するGc Protein-derived macrophage activating factor(GcMAF)に変換されることが知られております。さらに、GcMAFはマクロファージ活性化や血管新生阻害作用を介した抗腫瘍効果が報告されています。
生体内に投与されることにより、GcMAFはがん細胞・細菌・ウイルスなど、本来体にあるべきものではない異物を狙って、攻撃することを期待しています。
がんの標準的な治療として、外科療法(手術)、化学療法(抗がん剤)、放射線療法があり、早期がんにおいては、外科療法が有効で完治することがあります。しかし、がんなどで侵された臓器は肉眼的にきれいに取り除けたとしても、検査では発見できない小さながんが残っている可能性があり、それが原因となって、がんが再発することがあると言われています。また、化学療法や放射線療法は副作用等の問題から、それらを行うことが困難な場合があります。
近年、これらの治療に加え、人間の体に生まれつき備わっている免疫の力を利用したり、免疫の力を強めたりすることで、がんの発症や進展を抑えようとすることが試みられており、この免疫の力を利用した治療は免疫療法と呼ばれています。
がん細胞は免疫から逃れるなど、免疫を抑制する仕組みを持っていることが明らかとなり、がん細胞のそれらの働きを抑える医薬品の研究開発も進んでいます。これらは、免疫チェックポイント阻害薬と呼ばれ、国内では2014年に承認され、特定のがんに対して保険が適用されました。
本療法も、この免疫療法に属しており、単独で用いられるだけでなく、従来の治療法や他の免疫療法と併用して、進行がんの治療、あるいはがんの手術後の再発防止にも用いられ、患者様の生活の質(QOL)の向上が期待されています。
TAKARA式MAF療法は、皮下注射/筋肉注射/点滴静脈注射のいずれかで投与いたします。週1回の間隔で、6週間にわたり投与目安に行いますが、患者様のご病状等によって、それ以上の期間で行うことも可能です。
-4℃で保管 冷蔵保存
副作用事項
( 重篤な副作用は報告されておりません)
◆ 発熱
37℃台の微熱が出ることがありますが1~2日で解熱します。
ごくまれに38℃の熱が出ることがあります。
発熱時は特に治療は必要ありません(解熱剤の服用は問題ありません)。
◆ 倦怠感
接種後2~3日間身体の倦怠感を感じる場合があります。
◆ 注射部位の痛みや皮下出血
注射局所の痛みが2~3日続く場合があります。
皮下の血管に針が当たって皮下出血する場合があります。
サイトカインは、免疫細胞等が産生する活性タンパク質です。現状の免疫細胞の働きをさらに詳細に把握できる利点があり、また、自身の現在の免疫の状態を把握することができますので、詳しい治療方針の重要な指標となります。
サイトカイン検査費用(2回セット) 165,000円(税込)マクロファージ活性化細胞の投与
TAKARA式MAF療法は、皮下注射/筋肉注射/点滴静脈注射のいずれかで投与いたします。週1回の間隔で、6~12週間にわたり投与目安に行いますが、患者様のご病状等によって、それ以上の期間で行う場合もあります【自由診療】一ヶ月の最大目安費用:3,300,000円/6本(税込)※ご相談料・検査費用は含まれておりません。※日本の健康保険証を保有していない海外の患者様の治療費は、国際価格が適応されますので、ご了承ください。
お帰りの際に次回の来院日をご予約頂くか、後日お電話にて賜ります。
遠方などで、ご来院が困難な方はご相談ください。
再診料:3,300円(税込)/ 10分毎
「どうなりますか、ではなく、どうなりたいか」
がん治療は、敵が”がん細胞”であるだけに、その治療は一筋縄では行きません。がんと共存しながら「仕事や普通の暮らしを続けていきたい」と希望するがん患者の方たちに少しでも長くQOLの高い生活を送っていただき、「自分らしく生きるということ」を応援します。
そのためのがん治療が、
がんの町医者としてのタカラクリニックです。
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